このサイトを始めた理由

学歴コンプレックス

中高生の頃から書く仕事をしたいと思っていたので、大学に行った方が有利だと分かっていながら、勉強にあまり身が入らず、結局、第一志望ではない短大に入学しました。

20代の頃は四大卒でない、いわゆる有名短大卒でもない自分の学歴にコンプレックスを感じていました。学生時代のアルバイトにはじまり、社会人になってからも高学歴の方と仕事をする機会が多く、大学名を聞かれるのがとてもイヤでした。

でも、短大卒業後、だいぶ時間が経ってからですが、いい面もあったと気づきました。出版社の多くは四大卒が条件だったため、短大卒の自分がライターになれる方法を必死で考え、どんどん行動しました。最終的にアルバイトとして制作会社に入社し、そこで修業をして今の自分があります。学歴に自信があったら、きっとあそこまでなりふり構わず行動できなかったと思うのです。

取材を通じて様々な学歴の人に出会った

たくさんのチャンスをいただき、この20年間、芸能人、文化人、企業の経営者・社員、起業家、学生などにインタビューをしてきました。

特に企業に勤める方やフリーランスの方への取材が多かったのですが、高学歴でさすがだと思う方も、高卒で活躍している方もいました。そして、どの方も本当に魅力的でした。

また、私自身も仕事をする上で学歴が関係することはありませんでした。

そこで、考えるようになったのです。「学歴って何のために必要なのだろう?」。

なんとなく行くための大学に学費を払いたくない

その後、私も親となりました。色々な方に出会ったにもかかわらず、自分がコンプレックスを感じた経験から、子どもにはできれば大学に行って欲しいという気持ちがありました。

でも、自分の子が小学校高学年、中学生となり、勉強が好きな子、好きではない子がいることに気づいたり、自営業の夫が病気で休職し、フリーランスの私の収入で子どもを大学に行かせられるだろうかと不安に感じるという経験をしました。

そして「とりあえず」ではなく、一番よい道をその子自身が選ぶべきだし、それなら親も頑張って応援できると考えるようになったのです。

自分のまわりの大人の経験談だけではサンプルが少ない

ネットには大学に行くべき、しかも大学のランクが低いと苦労する、というような意見がたくさんありますが、その多くがいい会社に就職できない、年収が低くなるという理由で語られています。

でも、これからはAIの進化によって仕事のあり方が変わると言われています。そんな時代に今までと同じような進路の選び方でいいのか、という疑問もありますし、奨学金の返済の大変さも問題になっています。

それになんと言っても、“いい大学”に行かなかった私自身が今、本当に楽しく幸せな生活を送っています。

でも、今の日本では大学に行かないと選択肢が狭くなるという不安があり、「行かない」と言い切るのは本人にとっても親にとっても簡単ではありません。

一方で自分の経験から「行ってよかった」という考えの人もいるでしょう。その理由も様々なはずです。

そうした意見を参考にしたいと思っても、自分のまわりの大人だけではサンプルが少なすぎます。色々な立場の大人の考えを知って、考える場を作りたいという思いからこのサイトを始めました。

答えは1つではありませんが、中学生や高校生、保護者の方の参考になればうれしいです。

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