学歴による就職差別はありますし、だからこそ親はいい大学に行かせようとしますが…

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いい大学に行けば人生は安泰…もちろん、そんなわけではないけれど、いい人生を送れる確率が上がる(もしくは苦労する確率は下がる)はずだから、不安が減る。

それが子を大学、できればいい大学に行かせたいと考える、多くの親の思いではないでしょうか。こういうサイトを運営している私でさえ、そういう気持ちになることが全くないわけではありません。

ただ、子どもたちが生きていく社会は、あきらかに親世代と違うことは、この10年のテクノロジーや価値観の変化を考えれば明らか。親の考えもアップデートしていかないと、子どもに時代遅れの価値観を植え付けてしまうことになるのではないかと思っています。

そんな思いを後押ししてもらったような気持ちになったのが、“尾木ママ”こと、教育評論家の尾木直樹先生と、脳科学者の茂木健一郎先生の対談です。

尾木:受験システムの背景にあるのは、我が子の就職を心配する親の気持ちだと思います。

現実問題、学歴による就職差別はありますし、だからこそ親は塾に入れていい大学に行かせようとします。

それは理解できますが、今、就職という発想自体が変わりつつあります。企業に就職するのではなく、学んだことや研究をもとに自ら起業したりして仕事を「創ろう」と考える学生が増えてきています。大きく儲けられはしないけど、収入になるならいいやと。

私たちの時代には出てこなかった発想です。そうすると、学歴信仰も変わってくるんじゃないでしょうか。

NEWSポストセブン 2022.3.05 【対談】尾木直樹×茂木健一郎 (全4回)
第4回
茂木健一郎氏が受験システムに警鐘「塾や予備校はいらない。ゼロでいい」
茂木健一郎氏が受験システムに警鐘「塾や予備校はいらない。ゼロでいい」
東大前刺傷事件や大学入学共通テストでのカンニングなど、受験をめぐるトラブルが相次いでいる。教育現場ではいったい何が起きているのか。教育評論家の尾木直樹氏と脳科学者の茂木健一郎氏…
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